2016年8月19日金曜日

各九星の基本の運勢と性格について(その2)

前回に引き続いて残りの九星の主な特徴を記載します。


※ 五黄土星(ごおうどせい)

男性・・・
 一見鈍重な感じを人に与えるが、修業を重ねるに従い、それは貫禄や、威厳に通じるものとなる。傍らからは、意外に思えるような大胆な行動に出ることもあるが、人により、また場合によっては小心翼翼的な形をとってあらわれる。いずれにしても力強い大器晩成型といってよいでしょう。

女性・・・
 おっとりとした身のこなしから表面上はおとなしそうですが、男まさりの気の強さを内に秘めていて、いざとなると一歩も後ろには引き下がらない。その反面、男性に対しては母性本能そのままのようによく尽くすタイプです。内面は情熱的といっても良いし、また執念深いともいえるでしょう。家庭にあってはよく内助の功をあげ、外での仕事でも日々の成果を着々と築き上げて晩年には意外な程の大収穫を手にするという運気を持つ。


※ 六白金星(ろっぱくきんせい・りくはくきんせい)

男性・・・
 両親の運気の最も盛大な時に生まれた人が多く、小さい頃は恵まれた環境にある。頭の回転が速く、高尚な風格もあるので、自ずと人の上に立つようになる。しかし、あくまでも謙虚な姿勢を取るように努め、寛大な精神を心がけることを忘れずに。そうすることで自ずと目上の人の引き立てを得て、出世するでしょう。晩年は落ち着いて、豊かな人生となるでしょう。

女性・・・
 一般的に「女丈夫」と言われる人が多く、独立の気風が強く、他者の意見に耳を貸さない、といった傾向がある。それだけ、しっかりとした人物と言えるわけです。しかし、ややもすれば、その点がマイナスともなり、舌禍などから、せっかくの人生におけるチャンスを逃すことにもなりかねない。夫婦にあっては夫を立て、仕事関係でも目上や先方を立てることにより、女丈夫という点を最大限に活かすことが出来る。


※ 七赤金星(しちせききんせい)

男性・・・
 柔和で社交性があり、多趣味で魅力的な人が多い。また性格の良さが周りの先輩や目上の引き立てを受けて出世する。反面、幼い頃より過保護に育った人は、依頼心強く浪費家で親先祖の財を減らし、多情のため悦楽に溺れ、将来に悪影響を及ぼす。

女性・・・
 才たけて愛嬌があり、社交術も身に着けている。そのため人を惹きつけ、多くの人の引き立てを得るが、とかく外見の華やかさを重視する傾向にある。また、裕福に育った人程こういった点が目立ち、金銭的なルーズさにも気をつける必要がある。未婚の女性は余り高望みをすると縁遠くなる。逆に若い頃から苦労した女性は、将来に対しての計画も確かで、安定した生活が期待出来る。未婚、既婚を問わず誠実さと努力することが大事。


※ 八白土星(はっぱくどせい)

男性・・・
 一徹といわれる程、意思が堅固で競争心が強く、あえて冒険を試みる人が多く、また建設的向上心の持ち主なので、幅広い分野での活躍が期待される。そして、他家を相続したり、会社を引き継いだりする人が多い。性格的には、向こう気が強く凝り性で一度思い立つと徹底的にやってみたくなる性格の男性でもある。大抵の困難にはへこたれない努力家だが、気分にムラが出やすい点には要注意。

女性・・・
 親切で優しい心遣いをする反面、好き嫌いが激しく、男まさりで何事も自分でやらぬと気がすまない人が多い。また、どっしりとした性格も持ち合わせており、高潔な人格の女性です。家庭にあっては非常に勤勉で、包容力、蓄財力が強く、また経済観念もしっかりとしている。但し、何事にも度を越す傾向が強いため、せっかくの良妻賢母も批判や中傷を受けやすいので、この点には要注意。


※ 九紫火星(きゅうしかせい)

男性・・・
 頭脳明晰で学問研究を好む秀才タイプが多く、弁舌もたち明敏果敢ですから、推されて人の上位に立つ天運を持つ。しかし、気持ちにムラがあり、熱しやすく冷めやすい性格で、時には怒りを発して事を破るような一面もある。しかし、先を見通して局面の打開を図る能力も持つ。四十代前半迄に基礎固めをしてその後は安泰です。

女性・・・
 頭脳明晰で目鼻立ちの整った美人が多く、交際上手です。特に文芸や美術方面に関心と優れた才能を発揮する。反面、美に敏感なため派手好みで、人生に一番大切な質実さを忘れがちになりやすい。自尊心も強く負けず嫌いで、軽率な面もあり、物事に持続性を欠くなどがマイナス面です。異性運も強い方ですが、情熱的に流れやすく要注意。派手を慎み、何事も根気よく続けて努力し、早めに人生の基礎を固めれば晩年は安泰を得る。



 次回は、「九星と十二支を絡めた基本の運勢と性格」について説明を予定しています。

 それでは、本日はここまで。


2016年8月15日月曜日

各九星の基本の運勢と性格について(その1)

 主な特徴を男女それぞれについて記載します。


※ 一白水星(いっぱくすいせい)

男性・・・
 一般に若い頃より肉親に縁薄く苦労が多い。たとえ長男の生まれでも親の跡は継がず、早くに故郷を離れ、住居や職場を転々とするが、優れた才知で着実に自己の地盤を固めて中年期からは相当な成功を収める。時勢の流れを敏感に読み取ることが巧みで、先取り商法で頭角を現す。

女性・・・
 愛嬌もあり人当たりも柔和で、初対面の人ともすぐに打ち解ける社交性の持ち主。肉親には恵まれず、早くから実社会に出て働く人も多いが、どんな環境にもすぐ慣れて苦労を苦労と思わず、人生を前向きにとらえ、ひたすら努力する。外見は一見気弱そうに見えるが、内面はしっかりしていて、主義主張も堅固です。やや、心を閉ざした秘密主義的な面もみられるが,根は温かく周りの人によく尽くす。中年期からの人生は若い頃の苦労が必ず報われる。


※ 二黒土星(じこくどせい)

男性・・・
 若い頃は自分の力を発揮するより、実力のある人に付いて、その人の仕事への取り組み方や人生に対する対処方法を学び、又その人の手足となり補佐することにより、その努力や功績を買われ世に出るチャンスを得る。きめ細かい優しさが特長です。

女性・・・
 母を代表する星であるだけに、温もりのある人柄世話好き人の好さがあり、さりとて出しゃばることもせず、コツコツと努力する。人に尽くすことにより徳を積み、若い頃は苦労もあるが、次第に恩恵がかえってくる。家庭の主婦としても夫や子供の為によく働き、地味な性格のため家計の無駄もせず、主婦の鑑(かがみ)です。晩年は夫や子・孫に囲まれ、財も蓄えられて安泰な生活を送ることが出来る。


※ 三碧木星(さんぺきもくせい)

男性・・・
 心身とも若々しさを保ち、意思が強く行動力を備える。性格は折り目・けじめがはっきりしており、曲がったことを嫌い短気な面もあるが、カラッとして爽やかです。鋭敏、果敢な資質だけにそれを上回る寛容さが欲しい。信望が厚く、若い頃から頭角をあらわし、人生前半で基礎を造る。晩年も幸福です。

女性・・・
 裏表のない正直さと、お人好しが信条。勿論長い人生の中では敵も作るが、一方では気を許した人とは固い絆で結ばれ親交な関係となる。個性的で鋭い感覚に富み、気性の激しさがある反面、親切で情にもろい面がある。いつまでも若々しい雰囲気を保つことが、あなたをより一層美しくする。若い頃から努力すれば晩年は幸せな暮らしが出来る。


※ 四緑木星(しろくもくせい)

男性・・・
 聡明で洗練された物腰と社交性を備え早くから開運する。その結果、世間を甘くみたり慢心することになりがちに。一見して穏やかな人柄のようだが、実際は強情な面を持つ。それらを理解しリードしてくれる有力な目上に恵まれれば、実力をフルに発揮でき、晩年に至るまで安泰です。信用は無形の財産と心得よ。

女性・・・
 表面はしとやかで女らしさに溢れているが、内には燃えさかる炎のような激しさを秘めた女性です。幼い頃より利発で大人顔負けの冷静さと判断力を持つ。そして何をしても器用にこなす才能に恵まれているが、熱しやすく冷めやすいのが欠点です。早くから目上に認められ重用されるので慢心し、その結果努力を怠ると開運は難しい。目先の利益や欲にされずに誠意持ち前の愛嬌で地味な努力を積み重ねていけば、幸せな人生が約束される。


 次回は、残り後半部分の「各九星の基本の運勢と性格(その2)」について説明を予定しています。

 それでは、本日はここまで。


2016年8月10日水曜日

九星気学の九つの星(年九星)の求め方

九星気学では、
  • 一白水星(いっぱくすいせい)
  • 二黒土星(じこくどせい)
  • 三碧木星(さんぺきもくせい)
  • 四緑木星(しろくもくせい)
  • 五黄土星(ごおうどせい)
  • 六白金星(ろっぱくきんせい・りくはくきんせい)
  • 七赤金星(しちせききんせい)
  • 八白土星(はっぱくどせい)
  • 九紫火星(きゅうしかせい)
の九つの星が有り、それらは七種類の色と木・火・土・金・水の五行で表現されています。
これらの説明については、後日に触れます。

 今回は、それぞれの年の九星の求め方について優先します。

 年の九星を求めるには、数理運命学で学んだ年数理を先ず算出します。
 (算出方法は「生まれ年で持つ数理」の項を参照ください)

復習を兼ねて、年数理の求め方について説明しつつ、年の九星の求め方を説明します。
(九星を求める魔法の定数「11」がキーポイントとなりますので、まず念頭に置いて下さい)

[ 例1 ]
 2013年(平成25年)だと、先に2+0+1+3=6→6数年であると求めておいて、この数を11という定数から差し引きます。
 11ー6=5となり、2013年は五黄土星であることが判ります。

[ 例2 ]
 1970年(昭和45年)だと、年数理が1+9+7+0=17=8となり、定数の11から8を差し引くと3となり、1970年は三碧木星の年であることが判ります。

[ 例3 ]
 1945年(昭和20年)だと、年数理が1+9+4+5=19=10=1となり、定数の11から1を差し引くと10で、この場合のみ今一度定数の11から10を差し引きます。11ー10=1となり1945年は一白水星の年であることが判ります。
 ※年数理が1の場合は、単純に一白水星の年だと覚えておいた方がよいでしょう。

[ 例4 ]
 2020年(平成32年)だと、年数理が2+0+2+0=4となり、定数の11から4を差し引くと7となり、二度目となる東京でのオリンピック開催の年は七赤金星の年であることが判ります。


  〜注意するポイントとして〜

 以前にご説明した「総日数の求め方」で触れたその年の元日から立春までの取り扱いについては、前の年の九星となりますので、注意して下さい。


 次回は、「各九星の基本運勢や性格 その1その2」について説明を予定しています。

 それでは、本日はここまで。


2016年8月7日日曜日

五行の相生・相剋の関係

五行(木・火・土・金・水)の相生と相剋の関係について説明します。


相生(そうせい・そうしょう)の関係(木から時計回りに)


※ 木生火(もくしょうか)・・・木は火を生じ、火は木に生じられる
   木は燃えて火を生む 木と木を摩擦して火を起こす 

※ 火生土(かしょうど)・・・火は土を生じ、土は火に生じられる
   物が燃えれば後に灰が残り、灰は土に還る 火は余分な水分を乾かしてしっかりとした土にする

※ 土生金(どしょうきん)・・・土は金を生じ、金は土に生じられる
   鉱物資源は土の中に存在し、土を掘ることでその金属を取り出すことが出来る

※ 金生水(きんしょうすい)・・・金は水を生じ、水は金に生じられる
   金属は溶けて液状になる 金属の表面には、水滴が発生する 鉱石が採掘される所には、必ず湧水がある

※ 水生木(すいしょうぼく)・・・水は木を生じ、木は水に生じられる
   草木は水により養い育てられる 水無くして地球上の草木は存在しない


相剋(そうこく)の関係(木から一つ飛ばしに)


※ 木剋土(もっこくど)・・・木は土を剋し、土は木に剋される
   木は地中に根を張り巡らせ土を締め付ける 木は養分を土から吸い取って土地を痩せさせる

※ 土剋水(どっこくすい)・・・土は水を剋し、水は土に剋される
   土は水を濁して飲めなくする 土は水を吸い取ってしまう 水の行く手に土があると流れがせき止められる

※ 水剋火(すいこくか)・・・水は火を剋し、火は水に剋される
   水は火の勢いを鎮め、火を消し止める

 火剋金(かっこくきん)・・・火は金を剋し、金は火に剋される
   溶鉱炉の火は金属を溶かしてしまう

※ 金剋木(きんこくもく)・・・金は木を剋し、木は金に剋される
   金属製の斧や鋸(のこぎり)は、木を傷つけ切り倒すことが出来る


 以上の五行の相生・相剋の関係は、四柱推命学の通変星を引き出したり、その力関係を読み取る時に多いに役立ち、九星気学でも相性診断する時、必要になるので覚えこむと便利です。

 暗記する時は、木・火・土・金・水を五角形に結ぶ矢印を指でなぞりながら、そらんじると覚えやすいと思います。


 次回は、「九星気学の九つの星(年九星)の求め方」について説明を予定しています。

 それでは、本日はここまで。


2016年8月3日水曜日

各宮の注意すべき病気の暗示

代表的な病気について、各宮ごとに提示します。
 〜今回は、「Map and Conpass,」(日本易学院発行)より引用編集しております。〜


※ 乾宮

血圧 神経痛 肺・胸 頭部 肋膜 腰痛 視力 老年期病 交通事故 リウマチ 心臓麻痺

※ 兌宮

肺・胸 心臓 口中・舌・歯 各臓器の結石 外科的手術 交通事故 糖尿病 肝硬変

※ 艮宮

胃腸 関節痛 リウマチ 神経痛 腰痛 婦人病 乳がん 骨折 幼少期の病気 がん 

※ 離宮

血圧 視力 神経・精神的症状 脳の病気 頭部のケガ 心臓病 高熱病 突然死 

※ 坎宮

婦人病 痔疾患 排泄器 下半身 血液に関する病気 エイズ 循環器系統 アルコール依存症 

※ 坤宮

胃腸 婦人病 更年期障害 腰痛 関節痛 神経痛 四十肩・五十肩 リウマチ 皮膚病 糖尿病 膀胱

※ 震宮

気管・呼吸器 手足・関節 神経・精神的症状 視力 リウマチ 成長過程の病気 骨折 痙攣(けいれん) 自閉症

※ 巽宮

気管・呼吸器 花粉症 肝臓 腎臓 肺 肋膜 腸 流行病 歯 交通事故


 次回は、「五行(木・火・土・金・水)の相生・相剋の関係」について説明を予定しています。

 それでは、本日はここまで。