2016年8月7日日曜日

五行の相生・相剋の関係

五行(木・火・土・金・水)の相生と相剋の関係について説明します。


相生(そうせい・そうしょう)の関係(木から時計回りに)


※ 木生火(もくしょうか)・・・木は火を生じ、火は木に生じられる
   木は燃えて火を生む 木と木を摩擦して火を起こす 

※ 火生土(かしょうど)・・・火は土を生じ、土は火に生じられる
   物が燃えれば後に灰が残り、灰は土に還る 火は余分な水分を乾かしてしっかりとした土にする

※ 土生金(どしょうきん)・・・土は金を生じ、金は土に生じられる
   鉱物資源は土の中に存在し、土を掘ることでその金属を取り出すことが出来る

※ 金生水(きんしょうすい)・・・金は水を生じ、水は金に生じられる
   金属は溶けて液状になる 金属の表面には、水滴が発生する 鉱石が採掘される所には、必ず湧水がある

※ 水生木(すいしょうぼく)・・・水は木を生じ、木は水に生じられる
   草木は水により養い育てられる 水無くして地球上の草木は存在しない


相剋(そうこく)の関係(木から一つ飛ばしに)


※ 木剋土(もっこくど)・・・木は土を剋し、土は木に剋される
   木は地中に根を張り巡らせ土を締め付ける 木は養分を土から吸い取って土地を痩せさせる

※ 土剋水(どっこくすい)・・・土は水を剋し、水は土に剋される
   土は水を濁して飲めなくする 土は水を吸い取ってしまう 水の行く手に土があると流れがせき止められる

※ 水剋火(すいこくか)・・・水は火を剋し、火は水に剋される
   水は火の勢いを鎮め、火を消し止める

 火剋金(かっこくきん)・・・火は金を剋し、金は火に剋される
   溶鉱炉の火は金属を溶かしてしまう

※ 金剋木(きんこくもく)・・・金は木を剋し、木は金に剋される
   金属製の斧や鋸(のこぎり)は、木を傷つけ切り倒すことが出来る


 以上の五行の相生・相剋の関係は、四柱推命学の通変星を引き出したり、その力関係を読み取る時に多いに役立ち、九星気学でも相性診断する時、必要になるので覚えこむと便利です。

 暗記する時は、木・火・土・金・水を五角形に結ぶ矢印を指でなぞりながら、そらんじると覚えやすいと思います。


 次回は、「九星気学の九つの星(年九星)の求め方」について説明を予定しています。

 それでは、本日はここまで。


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