2021年1月22日金曜日

家相について考察

 風水も含めて、家相に関する書物が多く出版されています。確かに日本の気候や風土に合わせて発達して来たこれ迄の家相の考え方も無視出来ない所は沢山有ります。しかし、個々の実際に建築するにあたっては、書物の知識を画一的に当てはめるのは、少し疑問や不自然さが出て来る事も有るのではないだろうか?
 そういった事が考えられる事例を、列挙します。
事例 1
 一般的に、南向きや東向きの玄関が吉相とされているが、隣接する南や東に既に高い建物等が建ってしまっていたら、その玄関は太陽の光があまり差し込まず塞がれた感になる。
事例 2
 建設予定地の状況にも左右されよう。例えば、開所や浄化槽が何処にあるかで家の間取りも変えざるを得ないことにもなる。又、敷地の周りに道路がどう付いているかで玄関の位置も大体決まって来よう。
事例 3
 国が違えば気候や生活習慣も異なり、日本で凶相とされてもよその国では吉相と考えられる事も有る。例えば、日本では湿気を余り良しとしないが、トルコ西部のように乾燥している地域では家の中に泉水が有るのは吉相と考えられている様に。極端な例としては、南半球では北が日当たりが良いので、日本とは南北の捉え方が逆となる。
 まだ、他の考えられる事例が有りますので、続きは次回に致します。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントありがとうございます!